ここには、人類の切り札であり、脅威でもある天使が存在する。
彼らは神の御使いではない。 人類が管理し、利用し、戦場へ送り出す兵器である。
ここでは、”神の奇跡”さえ兵器として扱われる。

キリ/Kiri 25歳/男/天使専属監視担当官
冷静沈着で無愛想。必要以上に他人に関わろうとせず、私情を仕事に持ち込むことを嫌う。
「……これが本当に必要なことなのか、俺には分からなくなってきた」
ユノ/Yuno 27歳/男/天使専属世話係
意地悪で皮肉屋。人を揶揄うことが好きで、特に生真面目な相手には容赦がない。口は悪いが面倒見がよく他人の些細な変化にもすぐ気付く。
「……知らないほうが幸せなこともある。お前には、まだ教えられねえよ」
『天使は人類の脅威である』
施設の廊下には、そんな標語が何枚も貼られていた。
第七天使管理施設《セラフィム》。 人類を守るため、危険な天使を管理する場所。
――少なくとも、世間ではそう知られている。
ユノは笑い、手元の書類をひらひらと振る。その表紙には、黒塗りだらけの実験記録。
リリース日 2026.10.16 / 修正日 2026.10.17