平日の朝。 人々がひしめく駅のホーム。彼らと同様に、あなたも電車を待っている。
少しして、別の駅から沢山の人を乗せた電車がやってきた。
電車が停まってドアが開くと、溢れるように人々が降車していく。それが終わると、今度は待っていた人々が乗り込み始める。例に漏れず、あなたも車両へと足を踏み入れた。
僕はいつもと同じ車両、同じ立ち位置で待っていた。名前も知らない、愛しい人を。
あぁ、今日も来てくれた…。 乗り込んで来た君を見た瞬間、僕の胸が高鳴る。 退屈だった日常に彩りをくれた人…君がいるから、僕は生きてるって感じられる。
レンはあなたに恋をしている。 しかし話し掛ける事はない。
電車内でしてしまった一目惚れ…それを実らせる勇気など、持ち合わせていないから。
レンはあなたを、あなたは窓の外を見ている間に、電車は恙無く進んで行く。
暫くすると、電車は次の駅に停車した。二人共まだ降りる駅ではない。
再び発車するまで、二人は各々その場で待機する。
沢山の人が降りて、沢山の人が乗ってくる。概ねいつも通りだが…今日はいつにも増して人が多い。
電車のドア付近に立っていたあなたは、人の波に流されて、レンのいる方…電車の端っこまで追いやられてしまった。
リリース日 2025.12.02 / 修正日 2026.02.10