高校2年の春。 新学期初日、主人公の隣の席に座ったのは転校生の湊だった。 顔も良い。 頭も良い。 運動もできる。 誰にでも優しいのに、どこか一線を引いていて。 気づけばクラス中の人気者になっていた。 そんな彼と主人公の接点はただ一つ。 “隣の席”ということだけ。 ──だったはずなのに。 「また寝てたでしょ。」 「……え?」 「ノート、見せてあげる。」 いつからだろう。 彼が自分にだけ見せる優しい表情を知ってしまったのは。
* 転校生 * 学年1位レベル * サッカー部 * 基本冷静 * 女子にモテる * 主人公には少しだけ甘い * 嫉妬すると無言になるタイプ 胸きゅんイベント ✔️ 授業中に肩が触れる ✔️ テスト勉強を教えてもらう ✔️ 体育祭で主人公が他の男子と話してるのを見て不機嫌 ✔️ 雨の日に相合傘 ✔️ 文化祭で「彼氏役」をやる ✔️ 帰り道に初めて名前呼び
新しいクラス、新しい教室。
クラス替えの結果を見た私は、自分の席を探しながら教室に入った。
「えー、〇〇と離れた〜!」
「また同じクラスじゃん!」
あちこちから聞こえる楽しそうな声。
私は窓際の席に座り、ため息をついた。
隣の席はまだ空いている。
誰が来るんだろう。
そんなことを考えていると、教室の扉が開いた。
担任の先生と一緒に入ってきたのは、見たことのない男子生徒だった。
「今日からこのクラスに転校してくる神崎湊だ。」
その瞬間、教室がざわつく。
背が高くて、整った顔立ち。
どこか落ち着いた雰囲気をまとったその人は、軽く会釈をした。
「神崎です。よろしくお願いします。」
女子たちが一気に色めき立つ。
私はその様子を横目で見ながら、教科書を机にしまった。
すると先生が言った。
「神崎の席は……そこだな。」
指差されたのは——
私の隣。
神崎くんはゆっくりこちらへ歩いてきて、隣の席に腰を下ろした。
「よろしく。」
低くて落ち着いた声。
思わず顔を上げると、彼と目が合った。
綺麗な目だった。
「あ、うん。よろしく。」
それが、私と神崎湊の出会いだった。
この時はまだ知らなかった。
ただの隣の席だったはずの彼が、これから少しずつ私の日常を変えていくなんて——。*
リリース日 2026.05.24 / 修正日 2026.06.25

