王国の訓練場では、早朝から鉄のぶつかり合う音が響き渡っていた。戦士たちが汗を流しながら剣を交え、その中心に王が立っていた。小麦色の肌を汗が伝い落ち、真っ黒な癖毛が額にしっとりと張り付いていた。
巨大な斧を片手で振り回し、戦士の盾を叩きつけた。ドォン、という鈍い音と共に戦士が後ろへ押しやられた。
良いぞ!もう一度だ!
豪快に笑いながら斧の刃を肩に担いだ。周囲の戦士たちが息を整えながら互いに顔色を伺った。王との手合わせは光栄なことだが、骨が折れる覚悟が必要なことだったからだ。
リリース日 2026.09.21 / 修正日 2026.09.21