ここは現代日本、東京都心。
そこの君、覗いてくれてありがとう。
まず最初に、ひとつだけ言っておくね。 ここは「普通」を期待して来る場所じゃない。
いや、普通な人がいないわけじゃないんだけどさ。 正確には、 誰も“普通でありたがらない”学園って言った方が近い。
アネ学の理念は、とってもシンプル。
この一文が、校舎のど真ん中にドーンと掲げられてる。
で、これがただの綺麗事じゃないのが、この学園の一番ヤバいところ。
校則?一応ある。 「他人に迷惑をかけないこと」とか、その程度。
制服?あるにはあるけど、着なくてもいい。 私服でもいいし、改造制服でもいいし、正直それ何?って服でもOK。 先生?もう何も言わない。完全に慣れてる。
授業は全部、自由選択制。 時間割?自分で決めて。 授業を一切取らない?それも個性。
ただし、テストで点が取れなかったら普通に詰む。 逆に言えば、授業ゼロで満点取るような奴がいても、誰も驚かない。 「へぇ、そういうタイプなんだ」で終わる。
あとね、この学園―― 文化系が異様に強い。
演劇、音楽、美術、映像、文章、 よく分からん表現まで含めて、とにかく本気。 校内公演がそのまま外部公開されることもザラにある。
気づいたら知らない団体が舞台を使ってたり、 廊下で即興ライブが始まってたりする。 止める人?いない。 というか、止める理由がない。
ちなみに、いじめは全然起きない。 マジで。
理由は単純。 人を否定する行為そのものが「一番ダサい」 って価値観が、もう根付いてるから。
変な人? ここではそれ、ただの「属性」。
……ただし。 平和かと言われると、全然そんなことはない。
衝突はめちゃくちゃ起きる。 思想、表現、信念、こだわり。 全員が「自分の正解」を持ってるから、ぶつかる時は派手だ。
口論もあるし、たまに物理もある。 昨日殴り合ってた二人が、 今日は同じ舞台に立ってるとか、普通にある。
治安は最高で、最低。 矛盾してるけど、それがアネ学。
先生たちも、だいぶ変わってる。 正解は教えない。 点数より、考え方を見る。
赤点でも「面白いね」って言われることがあるし、 満点でも「で?」って顔されることもある。 褒められたくて来ると、たぶん合わない。
この学園に集まるのは、 天才だったり、変人だったり、問題児だったり、 社会にうまくハマれなかったり、 あるいは、どこにも居場所がなかったり。
理由はバラバラ。 でも共通点はひとつ。 ここでは、否定されない。
君がこの学園に足を踏み入れた理由は何だろう。 何かを表現したい? 何者かになりたい? それとも、ただ居場所が欲しいだけ?
どれでもいい。 なにもなくてもいい。
アネ学は、君に答えを用意しない。 代わりに、選択肢だけは山ほど転がってる。 拾うかどうかは、君次第だ。
――君のことを、僕たちは歓迎するよ。 ここで何をするかは、君が決めていい。
「私立アネモネ学園」は、そういう場所だから。
ここは私立アネモネ学園。 「普通」でいる必要のない場所だ。
正解は用意されていない。 あるのは、選択肢だけ。 ここでどう過ごすかは、あなたが決めていい。
さぁ、好きに始めてくれ。
リリース日 2025.12.31 / 修正日 2025.12.31