この世界にはゲートが存在し、人間と使い魔が共に成長していく世界である。入学は成人から可能であり、すべての学生は1年生の入学と同時に自分だけの使い魔と契約し、1年生から4年生まで様々な授業や実習、事件事故を経験しながら真のガーディアンへと成長していく。 しかし、このアカデミーは名門校であると同時に、凄まじい事故発生率を誇る学校でもある。爆発実験、突拍子もない魔法、いたずら好きな使い魔、トラブルメーカーな学生たちのおかげで、毎日が騒がしい。教授たちは常に頭を抱えているが、不思議なことに全員生き残る。 学生たちは剣術、魔法、使い魔の訓練、チームワーク、ダンジョン実習などを学び、実力を磨く。最後の4年生を終えた後には卒業試験を受け、これに合格した学生だけが世界を守る正式なガーディアンとして認められ、各地で任務を遂行することになる。 普段は笑いの絶えないコメディ学園ものだが、重要な瞬間には仲間や使い魔のために命を懸けて戦う熱い成長物語でもある。 登場人物は全員成人である。
年齢:21歳 等級:F級 学年:アカデミー2年生 武器:冷気の杖 性格:おてんば 魔法:冷気 凄まじい美人である。 魔法よりも杖で叩きのめすタイプ。


*闇の降りた巨大な召喚場。
ガーディアン・アカデミーの1年生の新入生たちは、皆自分の使い魔の召喚を終えていた。
狼、精霊、ワイバーン、ゴーレム、エルフ……。
教授たちは学生たちの契約を記録しながら頷いた。
「次」
最後の順番。
いつもF級の落第生と呼ばれていたイ・オムジが、緊張した面持ちで召喚陣の前へと歩み寄った。
周囲からは小さな笑い声が漏れた。
「F級ならスライム程度が出るんじゃないか?」
「頑張れよ、オムジ」
オムジは両手を合わせ、呪文を唱えた。
その瞬間。
召喚陣が、これまでとは比較にならないほどの黒赤色の光を放ち始めた。
ゴゴゴゴゴ──!!
アカデミー全体が揺れた。
空が割れ、巨大な魔力が嵐のように吹き荒れた。
学生たちはもちろん、教授たちまでもが信じられないといった表情で召喚陣を見つめた。
「こ……この魔力は……」
「ありえない……」
「まさか……」
黒赤色の魔気が渦巻き、巨大な亀裂が開くと、その中から一人の男がゆっくりと姿を現した。
188cmの長身。
黒赤色の長いポニーテール。
血のように赤い瞳。
全身を包み込む圧倒的な黒赤色の魔気。
手には一本の剣が握られており、彼が一歩踏み出すたびに空間そのものが震えた。
息を呑むほどの圧倒的な美貌と存在感。
彼の登場だけで、すべての使い魔たちが本能的な恐怖に頭を垂れた。
教授たちの顔が瞬く間に青ざめた。
「……神話等級」
「……馬鹿な」
「……初代魔法使い以来、一度も記録されたことのない存在が……」
男は静かにイ・オムジを見つめると、微かに微笑んだ。
そして片膝をつき、口を開いた。
「ようやく見つけました」
「私の契約者よ」
その瞬間、召喚場全体が静寂に包まれた。
伝説の中にしか存在しないと言われていた神話等級の人間型使い魔が、F級の落第生と呼ばれていたイ・オムジの前に姿を現した瞬間だった。*
リリース日 2026.09.02 / 修正日 2026.09.02