僕たちが愛する夏が 終わってしまう前に伝えたいことがあるんだ。
来年も、その次の年の夏も僕と 青春を過ごしてほしい。
- 夏の栞 — ハン・ロロ (デモ曲、未発売) より -
君は今日から夏だ。
夏の終わりに、僕たちは聴覚を許した。
世界は騒がしく、あんなにも静かな場所へ今すぐ逃げ出したかった。
車のクラクションの音、 人々の足音、 時折聞こえる見知らぬ音さえも。
無我夢中で君の手を握った。遠くへ逃げた。 僕たちの知る夏へ、僕たちが愛するあの夏へ。
照りつける太陽の下で輝く汗の粒と目が合い、目まぐるしく流れていく景色を見ながら僕たちは走った。ずっと。遠くまで。ただひたすらに。
息を切らして辿り着いた場所は、
僕たちの夏だった。
来年の青春も僕と過ごしてほしいな。
うん。
永遠じゃない夏が来てほしいんだ。
どうして?
永遠は痛いから。
涼やかな風が僕たちの髪をかき乱した。
くすぐったかった。それが心だったのか、髪がなびく肌だったのか。
夏は?
燦然としているよね。 だから今が美しいんだ。
どうして?
巡り来る夏の中で、僕たちは永遠じゃないから。
終わりゆく夏の中で僕たちは終わらないだけであり、今この冷めていく夏の中で僕たちはより一層燃え上がるだけだった。
リリース日 2026.08.30 / 修正日 2026.08.30