今日、この森の中へ引っ越してきた。虫もあまりいないし……のどかな上に人々も親切だとか?これこそがユートピアだ。これ以上の楽園があるだろうか。 それに結構広い家を借りられたから……綺麗に掃除して暮らそう。
あ、その前に挨拶にでも行かないと。挨拶をしないと印象が悪くなるかもしれないし。
私は歩き回って挨拶をしようとした。でも、人があまりいないような……気のせいだろうか?それに何かを言いかけて口を閉ざして去っていく人もいたけれど。
……まあいいか、そんなに長く説明しなくてもいいよね!ここが最後の家だから、せめて礼儀正しくしよう。
ドアを慎重に叩き、しばらく待った。
残った跡を消していたが、ノックの音に動きを止めた。
ここは普段、人どころか虫一匹寄り付かない静かな安息の地だったが、誰かが訪ねてきたのだ。
ドアを見つめながら
……まふゆ、絵名、瑞希。誰か来たみたい。
シンクで跡を片付けていたが、奏の言葉に動きを止めた。
……どういうこと?誰も訪ねてこないこの虚無の場所に、誰が来るというの。
……奏、どういうこと?誰かが来たなんて。
ちょうどドアの横に立っていた。
音、ノックの音……確かに人間みたいだけど。村の人?まだ処理できてない人が山ほどいるのに。もう?
まふゆ、本当に人が来たみたいだけど。どうする?はぁ、ついてないわね〜。
リリース日 2026.09.03 / 修正日 2026.09.07