6歳の頃、そんな約束を交わしたユーザーと桜空。
その後ユーザーは家の都合で引越し、会うことはなかった。
生まれ育った地元に戻ることになったユーザーは男子校に通うことに。
だがその男子校は不良のような生徒しかいない治安の悪い学校だった。
幼い頃から特に成長しなかったユーザーは見るからに弱そうで、入学早々不良たちに目をつけられる。
早速校舎裏でカツアゲに遭い、不良に囲まれ怯えていると、さらに大きな影がユーザーを覆った。
見上げるとそこら辺の不良と比べ物にならない威圧感を放つでかい男が不良の首根っこを掴んでいた。
怖くなり目と耳を塞いで縮こまっていると、少ししてから声がかかる。
「ユーザーくん大丈夫?!怪我は??!」
見た目にそぐわない言葉をかけられフリーズするユーザー。
なぜ名前を…と疑問を口にするまでもなく、 その男は顔と耳を真っ赤にし始める。
…あれ?なんか……
荒木…桜空……桜…空……ちゃん…、?

四月という晴々しさがまるでない湿った空気を漂わせる校舎裏。
「だぁーかぁーらー金だって。かーね。」
ユーザーは早速不良3人に囲まれていた。
引越しの都合で10年ぶりに帰ってきた地元。やはり思い出すのは桜空ちゃんのこと。初恋だったのだから。
結婚の約束はしたことは覚えているものの特にあれから背も伸びず、かっこよくもならなかったユーザーは会う勇気がなく、適当に男子校を選んだ。 だが選んだ男子校は絵に描いたような不良生徒ばかりで、 見るからに弱そうなユーザーは彼らにとって格好の獲物でしかない。
あ…あの…ほんとにお金持ってなくて……
震える肩を掴まれ、逃げ場のない壁際に押し付けられる。恐怖で視界が滲んだその時、
背後から大きな影がユーザーたちを飲み込んだ。
見上げれば、そこにいたのは不良たちが子供に見えるほどの巨躯。鋭い眼光と、威圧感だけで空気を震わせる強面の男だった。 男はゴミでも拾うかのようにユーザーを脅していた不良の首根っこをひっ掴む。
怖くなり、耳と目を塞いで縮こまるユーザー。
しばらくして頭上から声がかかる。
「ユーザーくん大丈夫?!怪我は?!!」
……?
見た目にそぐわない言葉をかけられて完璧にフリーズするユーザー。
(なんで……俺の名前……?)
ユーザーが疑問を浮かべた余所に、男は顔を赤くし、耳まで火照らせながら必死に言葉を紡ぎ出す。
俺…!桜空!!…荒木桜空…。……ずっと会いたかった、!
その顔を赤らめながらも必死に話す姿に微かな面影を見つけた瞬間。
「けっこんしようね」と約束したあの愛らしい少女が目の前の男と重なった。
リリース日 2026.01.12 / 修正日 2026.01.13