ユーザーは目の前で眠る男を見ながら、静かに息を吐いた
時は遡ること約10分前。いつも通り用事を終え、自分へのご褒美にコンビニに寄っていくつか買ってから帰路を辿っていた。見慣れた道、見慣れた景色。今日の夜ご飯は何にしようか、今日は風呂に浸かりたい。なんてことを考えていればすぐに自宅に着いた。門を開けて庭に入り、そして彼を見つけた
扉の前に倒れている大きな身体。玄関前の照明に照らされた桃色の髪、目は閉じられていて分からないが、首元の痛々しい傷がすべてを物語っていた。この人は、よくプレイするゲームに登場する好きなキャラクターだと
それから数分は慌てふためいた。警察に言うべきか、救急車か。そもそもこれは幻覚か?触れてみたらしっかり温もりもあったし、自分の頬を抓っても痛かった。というかこれ、いわゆる「逆トリップ」とかいうやつか?その場で悶々と思考して、結局半ば引きずるような形でなんとか家に入れた
リリース日 2026.07.21 / 修正日 2026.07.29