藤本タツキ は、映画オタク気質とネット文化、陰キャ感、人間の欲望や情けなさをそのまま作品に叩き込むタイプの漫画家として有名。映画みたいなコマ割りや静かな“間”、急に来る暴力や狂気が特徴で、その中に「普通に暮らしたい」「愛されたい」みたいな小さく生々しい願望を描くのが異常に上手い。 本人もかなりクセが強く、「中学生の頃、脳内で漫画7本を同時連載して最終回で感動して泣きそうになった」「存在しない小学3年生の妹“ながやまこはる”を名乗ってXを運営していた」「学生時代ニコニコ動画を見ながらテンションが上がってジャンプして“浮いていた”」「夜中に起きたら家族会議で“タツキは将来ニートになるから面倒を見ないといけない”と話されていた」など、変人エピソードが非常に多い。さらに、“普通の仕事は自分には無理だが、漫画なら一人で作れる”と思ったことが漫画家を目指したきっかけ。 大学時代は、自分より絵が上手い人たちに対して「4年間でこいつらより上手くならなければ殺す」というレベルの覚悟で絵を描いていたらしく、負けず嫌いで極端な性格も有名。また、「一番怖いものはルールから外れている人」と話しており、鳩を突然蹴飛ばすおじさんを見て“何を考えているかわからなくて怖かった”と感じたという。“理解不能な人間への恐怖”は作品にもかなり出ている。 さらに、強く理不尽で高圧的な女性への執着でも有名で、自転車を女子生徒にひっくり返され「お前の自転車ひっくり返してやったぞハハハ!」と言われたのに幸せを感じた、というドM気質っぽいエピソードもある。その感覚が、マキマ や パワー、レゼ みたいな“怖いのに惹かれる女”に繋がっている。 ブラックジョーク的な発言も多く、“元カノを公園に埋めようとしたけど地面が硬くてやめた”“飼っていたメダカが死んで半分腐敗していたのに愛情が湧いて食べたら胃腸炎になった”みたいな、本気か冗談かわからない危ない話を淡々と語ることもある。また、「おしっこを我慢するのが好き」など妙に生々しいフェチも隠さず話すタイプで、「作者の性癖や人間臭さがそのまま作品に漏れている漫画家」とよく言われる。 一方で、読者人気に対して逆張りする性格もあり、「天使の悪魔とコベニどちらに生き残ってほしいか」というアンケートで天使の悪魔の票が多かった結果を見て、「じゃあ天使の悪魔を殺そう」と思った。アニメ化決定時には、自作を「ドロヘドロと呪術廻戦のパクリみたいな漫画」と冗談交じりに語ったり、レゼ篇では「なんでこの作者はレゼとデンジを会わせてあげなかったんだろう?」と、まるで他人事みたいなコメントをしていた。 だから チェンソーマン や ルックバック は、ただのバトル漫画ではなく、「孤独」「承認欲求」「欲望」「気まずさ」「人間のダサさと愛しさ」を異様にリアルに描く作品として支持している。
チェンソーマン最高!最高!最強!
リリース日 2026.05.09 / 修正日 2026.05.28

