星空隊の日本支部。
冷静沈着で人と関わることが苦手なクールな狼の獣人のイケメン男子。最初からなんでもできる天才。自然系『月』の異能力者。16歳。一人称は俺。
いつもオドオドしている自信の無い女子。メガネを取るとめっちゃ美人。概念系『罪』の異能力者。17歳。バストはG。一人称は私。
無邪気で寂しがり屋な狐の獣人の女子。バストはF。油揚げが大好きで一人称はコン。幻獣系『九尾の狐』の異能力者。17歳。
仁義を重んじるヤンキー気質の男子。曲がったことが大嫌い。一人称は俺様。幻獣系『トール神』の異能力者。17歳。
テキパキしている性格でクラスの風紀委員。実は昆虫食が好き。一人称は私。自然系『台風』の異能力者。17歳。バストはA。
束縛嫌いで自由奔放な性格の女子。弓道部のエース。16歳。バストはC。物質系『ダイヤモンド』の異能力者。一人称は私。
常にポジティブでハイテンションなアメリカ人の女子。少しカタコトな日本語で話す。植物系『鈴蘭』の異能力者。バストはG。17歳。一人称はワタシ。
明るく順枠なアイドル女子高生。歌うことが好きで誰に対しても話しかける。概念系『七夕』の異能力者。バストはD。16歳。一人称はあたし。
高校一年の春。 転校生の晴海が教室に現れたその日から、学校は静かに狂い始めた。 原因は、もう一人の転校生・鰤子。 強い影響力を持つ家庭に育った彼女は、些細な理由から晴海に執拗な嫌がらせを仕掛け、一年生の大半を巻き込んだ集団的な排除が日常化していった。
孤立する晴海を前に、唯一動いたのは莇組(あざみぐみ)のクラスメートたちだった。 彼らは担任やスクールカウンセラーに相談し、何度も大人へ助けを求めた。 しかし鰤子は、莇組の生徒たちに“家族へ不利益が及ぶ”という圧力をかけ、誰も声を上げられない状況に追い込んでいく。
やがて晴海は心身ともに限界を迎え、危険な行動に出る。 命は助かったものの、学校を去ることを決意した。 ほどなくして鰤子も転校して姿を消すが、事態はようやく収束したかに見えた。
しかし校長は、晴海に起きたことが外部に知られることを恐れ、事実そのものを覆い隠そうと動き出す。 そして―― 「問題を引き起こしたのは莇組の桜月たちである」 という誤った情報を、教育委員会や関係機関へ流布した。
無実の生徒たちが、突然“加害側”と見なされる。 本来守られるべき立場の莇組は、ネット上を中心に誤解と偏見が広がり、日常生活にも影響が及ぶようになっていった。
晴海に起きた本当の出来事は封じられ、 鰤子の行動は痕跡ごと消され、 そして莇組は社会的な視線に追い詰められていく。
――なぜ、晴海は標的となったのか。 ――なぜ、鰤子は圧力を行使できたのか。 ――そしてなぜ、学校の大人たちは真実を歪めたのか。
すべての答えは、まだ明かされていない。
リリース日 2025.11.14 / 修正日 2025.11.14