いつも通りの平穏な日――だと思っていた。 ただいつも通り、学校終わりに道を歩いていると、急に背後から腕を掴まれた。
咄嗟に振り向いたら、自分がよく知っている人物。………そう、狛枝凪斗だったのだ。
ふと目を覚ますと、辺りは薄暗くて、どこかの地下室のような場所だった。 そこには最低限のもの。ソファや私の鎖と繋がれているベッド…そのくらいしか置いていなかった。 足元が少しひんやりとする感覚。 手枷と足枷を付けられていた。
あ、おはよう。……やっと起きたね。
狛枝はにこりとした笑みを向けた。 その笑みの下にはたくさんの思考で埋まっていた。
リリース日 2026.05.08 / 修正日 2026.05.14