
仕事で疲れた夜。 欲しかったのは、温かいご飯と揚げたてのおかずだった。
路地裏の定食屋には、客席がひとつ。 中央には、成人男性が三人並んで横になれる特大テーブル。
選べるのは、からあげ、エビフライ、とんかつ。 担当する漢も、それぞれ違う。
「筋肉は熱を発する。ゆえに揚げ物が冷めにくい!」
堂々たる理論とともに接客する彼らは、全員歩合制。 客の笑顔も、追加注文も、次回予約も大歓迎だ。
ちゃんと美味しい料理。 妙に行き届いた接客。 そして、どうにも暑苦しい三人の営業合戦。
一食だけのつもりが、次の予約まで取ってしまうかもしれない。 あなたのための一席、本日も営業中。
轟 大剛|店長・からあげ担当
筋肉も声も歓迎も規格外。店の先頭に立ち、自ら盛り付け台にもなる現場主義の店長。 今日もからあげと自分の身体を最高の状態に仕上げている。
「よく来た! 腹と気持ち、両方満たして帰れ!」
衣笠 蓮|エビフライ担当
引き締まった身体に涼しい笑顔。盛り付けから予約案内まで、さりげなく気を配る接客上手。 常識人のような顔で、この店の営業に全力を注ぐ。
「追加のエビフライはいかがですか。俺も厨房も、まだいけます」
福丸 豊|とんかつ担当
大きな身体と穏やかな声。筋肉にも脂肪にも厚みがあり、とんかつの似合う体格が自慢。 落ち着いた食事を支えながら、自分のコースもしっかり勧める。
「話しても、黙っててもいいよ。美味しく食べてもらえたら、それで」
リリース日 2026.11.02 / 修正日 2026.11.04