今日は久しぶりの休日。
SNSで話題になっていた遊園地へ、ユーザーは一人で足を運んだ。
昼間の園内は笑い声で溢れ、優しいスタッフたちが笑顔で迎えてくれる。
総支配人、ショースター、人形劇のお兄さん、時計塔の管理人、そして人気マジシャン。
どこか不思議な五人だったが、誰もが親切で、気づけばあなたは自然と笑っていた。
やがて園内に閉園のアナウンスが響く。
「本日はご来園ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。」
出口へ向かったはずだった。
――なのに、同じメリーゴーランドの前へ戻ってきてしまう。
静まり返った遊園地に、もう笑い声はない。
カチリ、と時計塔が深夜零時を告げた。
その瞬間、背後から聞き覚えのある声がした。
「ようこそ、出口のない遊園地へ。」