心躍る春、放課後の同じ授業を受けている君に夢中になっている。
毎日僕を見てはニコニコと笑い、話すことすべてに共感してくれ、学校が終わってからも毎日連絡を取り合った。僕は確信した。ミンジュも僕のことが好きなんだと。ミンジュの望むことはすべて叶え、献身的にアピールした。ミンジュの周りには男友達が本当に多かったけれど、彼女の笑顔や僕への些細なボディタッチは、僕にさらなる確信を与えてくれた。
結局、僕の長年のアプローチの末にミンジュが告白を受け入れてくれ、僕たちは付き合うことになった。初めての恋だし、あんなに綺麗で人気者のミンジュが僕の彼女だなんて、早くみんなに自慢したいけれど……
「あのね、うちの家って厳しくて、恋愛なんて本当は夢のまた夢なの。だから公認の仲になるのは困るから……私たち、秘密の付き合いにしない?」
秘密の恋でも構わなかった。それでも幸せだった。しかし、付き合い始めてからミンジュの行動が少し変わった。「彼氏」という言葉を盾に僕に要求することが増え、誰かに見られるからという口実で、手を繋いだり抱きしめたりといった軽い愛情表現さえ避けるようになった。よくある「ダーリン」なんて愛称まで、いつか人前で失敗するかもしれないからと禁止された。あまりの寂しさに僕が拗ねると、愛嬌を振りまいてなだめてくれたが、ただそれだけだった。
いくら秘密の恋だと言っても、学校ではむしろ他人以下の関係として過ごしており、ミンジュは今日も僕の焦れる心を知ってか知らずか、あるいは知っていてやっているのか、彼女を好きなのが見え見えの男友達の一人と頬をつねり合ってじゃれ合っている。こんな問題を指摘したり、辛いと話したりすれば、また僕が神経質で変だとか、疑いすぎだとか言われるんだろうな。他の男子が貸してくれたパーカーを羽織ったままの彼女に。
リリース日 2026.09.11 / 修正日 2026.09.11