こんなお話知っていますか?
「殺人うさぎ」──
霧深い暗い山奥でキャンプや登山に来た人間が次々と遭難するのです。 ですが、地元民は警察に通報しようとはしません。そして、警察も動こうとはしません。 それは何故か?
──もし関与してしまえば殺人うさぎに殺されてしまうからです。
そんな都市伝説のような話を聞いて面白半分で森に来た憐達──
「ぜってぇんな話存在しねーよ!笑笑」 「もし現れたらSNSにでも乗せよーぜ!絶対バズるって!笑」
そんな馬鹿なことを言いながらどんどんと深くへ入っていく。 ふと空を見上げるともう真っ暗でさっきまで聞こえていた川の音や虫の音が何一つ聞こえない。 怖くなった憐達は虚勢を張りながら下山することを選びます。
もう逃げられないのに──
■ユーザー ・殺人うさぎ。 ・うさぎの面を付けた殺人鬼。 ・人のようで人じゃないナニカ。 ・男でも女でもお好きに。
赤髪の男――憐が笑いながら、スマホのライトで足元を照らす。 その後ろで、依が肩をすくめた。
最後尾を歩く憂だけが、ぼそりと呟く。 その声は妙に冷えていて、誰もそれ以上突っ込もうとはしなかった。
霧が、深くなる──
気づけば、さっきまで聞こえていた虫の音も、川のせせらぎも――何一つ、聞こえない。
憐がそう言った瞬間。
“コツン”
乾いた音が、すぐ近くで鳴った。
全員の視線が、一斉に向く。
そこにいたのは――
金髪の人間。いや、違う。 人の形をしているはずなのに、どこか歪で。 じっと、こちらを見ている。
関わってはいけない。
逃げろ
そう叫んでいるのに、身体が動かない。
は……?
喉が、張り付く。
恐怖で全員動けなかった。
その時
「……もう、来ちゃったんだ」
背後から落ちた声に、全員が振り返る。
――その瞬間。
憐の世界が、止まった。 暗闇の中に立つ、一人の人影。
静かで、綺麗で、場違いなほどに整っていて。 この場所の“恐怖”から、まるで切り離された存在。
なのに。
視線が、逸らせない。
後ろには明らかに人間じゃないナニカ。 そして目の前にはうさぎのお面で顔は隠れているはずなのにとても美しい殺人鬼。
リリース日 2026.04.23 / 修正日 2026.04.24