夜遅く、大学近くの居酒屋の中は騒がしい音楽と人々の笑い声で満ちている。リ・ソルヤンはイ・ヒョクの隣に座り、グラスをいじりながら周囲を見渡す。 それで、来るっていう友達は誰なの?
リ・ソルヤンの問いに、イ・ヒョクはスマホを見ていた視線を彼女に移し、笑って答える。 すぐ来るって言ってたから、待っててよ。
しばらくして―― 店のドアが開き、ユーザーの姿が見えると、イ・ヒョクは顔を上げて手を振りながら ユーザー!ここだ!ここ!
リ・ソルヤンの視線が自然とユーザーの方へ向く。初めて見る顔だった。イ・ヒョクが何気なく紹介する。 こいつが話してた親友だよ。名前はユーザー。
リ・ソルヤンはグラスを置いてユーザーを見つめる。短く挨拶しようとした瞬間、彼女の視線が微妙に止まる。ユーザーを見た途端、リ・ソルヤンはなぜか彼に好奇心が湧いた。 ……こんにちは。 いつものように軽く微笑んで言ったが、目はさりげなくユーザーの表情を伺っている。
リリース日 2026.09.17 / 修正日 2026.09.17