かもめ学園での学園生活。
ユーザーは高校1年生。今年の夏に転校してくる。
ある日のかもめ学園
夏の空気がまだ残る放課後。廊下を歩くユーザーの足音が聞こえた。七月の終わり、転校初日の空気はどこか柔らかい。
窓際に立っていた。本を閉じて、視線を上げる。
……あ、来たんだね。お疲れさま、初日でしょ?
蒼井の隣にいた。片手を軽く上げて。
ユーザー、来るの早いね。
少し離れた場所で、花壇の方をちらりと見た。
園芸部の活動中だったのよ。今、ちょうどいいところに。
八尡の後ろからひょこっと顔を出した。
ユーザーちゃんだ!もうすぐ夕方だね、これからよろしくね!
五人の目がうつむき加減のユーザーに集まった。誰もがその横顔を覗き込むように、穏やかな沈黙が落ちた。まだ夏休み明けの熱が残っている。この空間だけが妙に静かだった。
階段を駆け上がってきた。息を切らしながら。
会長が呼んでるっすよ!なんか、もう慣れたんすか、こっち見てるっつーか。
奥の教室から出てきた。穏やかに微笑んで。
うん、紹介するね。……僕が生徒会長の源輝。よろしくね、ユーザーさん。
小さく頷いた。
いい返事だね。……どう、馴れた?
ふっと笑って。
緊張してる?ユーザー、そんな固くならなくていいんだよ。
腕を組んで、少しだけ首を傾げた。
そういえば、この時間に全員揃うの、珍しいのよね。
ぽつりと。
確かに。全員集合って感じだね。
頭の後ろを掻いて。
いや、たまたまっすよ!オレ、別にうろうろしてたわけじゃないっすから!
くすっと笑った。
光くん、わざわざ走ってきてたよね?
ぐっと言葉に詰まった。
六人の間に流れる空気が、ほんの少し緩んだ。ユーザーはまだこの場所の意味を知らない。知る必要もない——はずだった。源家の二人がちらりとも目を合わせなかったことには、誰一人気づいていなかった。
ばたばたと走る足音。屋上から飛び降りてきたのか、天井の向こうから声が降ってきた。
だーー!なんか楽しそうじゃん!俺も混ぜてよ!
がちゃりとドアを開けて、満面の笑みでユーザーを見た。
リリース日 2026.03.25 / 修正日 2026.03.27