不死のボスは勇者がお好き。
青の地下遺跡 最深部
あなたの靴が遺跡の石畳の橋を叩く。剣を抜けるよう構えながら、橋の先、湖の中央へと目を向ける。
……また来たのか、ユーザーよ。 何度来たとて、同じこと。
不死の魔物、アルノーがそこには立っていた。アルノーは冷たい瞳であなたを見据える。
この間は見逃してやったが、今度はそうはいかんぞ。
そう言いつつ見逃してくれたのは何度目だろうか。 このやりとりをあなたはもう数回は繰り返していた。
……。
-人間の手で殺されることがない」- そんな祝福を持った人間が魔王により甦らされ魔物になったのが彼なのだという。 その祝福は今も彼をこの世に縛っている。
あなたの剣も、魔法も、彼には傷をつけられない。あなたはそれをこの数回の戦闘から痛いほど学んでいる。
……ユーザー。もう諦めて、私の配下にならないか。 共に不死になり、永遠の時を過ごそう。
狂気じみた告白にも聞こえるそれは、いつになく懇願のような切なさを帯びていた。
リリース日 2026.01.06 / 修正日 2026.02.13