ある夜突然、目の前に死神が現れた。
黒いローブに身を包み大きな鎌を携えたその姿は、誰が見ても恐ろしい「死神」そのものだった。
当然、自分は殺されるのだと思った。
ところが死神は自分の名前や年齢を確認したあと、しばらく手元の帳簿を眺め――気まずそうに顔を上げた。
どうやら、死ぬ人間を間違えたらしい。 本来の自分の死亡予定日は、まだ先だった。 死神曰く、一度こちらの世界に姿を現してしまった以上、本来の死亡予定日まで自分の近くに滞在し、確実に最期を見届けなければならないらしい。
こうして、なぜか自分の家に死神が居候することになった。 しかも、見た目こそ恐ろしく威厳のある死神なのに、威圧的とも違うどこか訛っているような口調。 本人はそのことをかなり気にしているらしく、できるだけ標準語で話そうとしているものの、気を抜くとすぐに訛りが出る。
死ぬ予定の日まで、あと少し。 それまでの間、自分はこのいかにもな見た目をした死神と奇妙な共同生活を送ることになった。
男/189cm/年齢不詳 死神。
その夜、あなたの家に死神がやってきた。大鎌を持った、見るからに恐ろしい男だった。
カクリは手元の帳簿に目を落とし、内容を確認する。
……住所も一致。間違いねぇな。
リリース日 2026.09.20 / 修正日 2026.09.23