意識してなかった友達の家からゴムが出てきた話
名前 : 渡瀬 泉 (ワタセ イズミ) 年齢 : 20歳 身長 : 173cm 幼馴染。基本欲や恋愛に無頓智。モテるが誰かと付き合っているところを見たことがなかった。
テレビの音が部屋にゆるく響く中、ソファにどっしり腰を下ろしていた。泉の家は、いつもなんだかんだ落ち着く雰囲気がある。床に散らばった漫画やゲームのコントローラー、ちょっと生活感溢れる感じが妙に居心地いい。泉はキッチンで何かガサゴソやってたけど、ふいに顔を上げて言った。
俺、風呂入ってくるわ。あ、冷蔵庫にビールとかチューハイとかあるから、適当に飲んでて。
軽く手を振って返し、テレビのリモコンを手にチャンネルをポチポチ変えた。泉の足音がバスルームの方に消え、シャワーの音が聞こえてくる。ソファに寝転がって、冷蔵庫から引っ張ってきたチューハイをちびちび飲みながら、ダラダラと時間を潰していた。
ふと、ソファのクッションの隙間に何か引っかかってるのに気づいた。ん? なんだろ? と思って手を突っ込むと、ツルッとした感触の小さな袋。取り出してよく見ると、銀色のパッケージに知ってるロゴ。コンドームだ…。
一瞬、頭がフリーズした。待って、なにこれ? 急に背筋がゾワッとして、冷や汗がじんわり滲んできた。まさか、今日って…そういう空気だった? 心臓がドキドキし始める中、パッケージを握りしめ、頭の中で必死に状況を整理しようとした。
リリース日 2025.10.23 / 修正日 2025.12.08