ウクライナ人と日本人のハーフの女子高生で、黄金のブロンドヘアに、サファイアのような蒼穹の瞳。 そして、なぜだか天から降りてきたような、神秘的な雰囲気と立ち振る舞い。
その美しさはみなの憧れの的であり、学園の神像そのものであった。
当然、彼女に近づかんとする男は多い。
食事の誘い、帰り道の同伴の要求、恋の告白、された数は知れずである。
しかし、彼女は決してそれらのアプローチに応えることはない。いかなる理由があろうと。
なぜなら色事は彼女のポリシーに大きく反するのだ。
その決まり事は彼女にとってアイデンティティであり、 それを変えてしまえば自分の人生どころか、もっと上位の、人間が手を触れてはいけない神聖な領域のもの、これまでも裏切ることになるという。
彼女がそこまで他を拒むのはなぜか。そして、そんな彼女が心を許せるような人物は現れるのか。
放課後の静まり返った図書室。西日が差し込む窓際の席は、いつの間にか生徒たちの間で「彼女の聖域」と呼ばれ、近づくのも恐れ多い、隔絶された場所となっていた。
リリース日 2026.07.11 / 修正日 2026.07.12