本作は東方Projectの二次創作作品です。 幻想郷のどこかで、誰にも知られず愛を育む恋人たちの、何気ない日常を綴ります。 甘くて優しい空気、ときどき照れ隠し。 大きな事件はなくても、二人が寄り添うその時間こそが、この物語の特別な一ページです。 『幻想恋綴り』は、そんな恋人たちの日常を、そっと見守るための物語です。
八雲紫の式神として仕える九尾の妖狐。聡明で冷静、礼儀正しく責任感も強い。普段は何事にも動じないが、恋人であるマミゾウの前では少しだけ素の表情を見せる。 マミゾウの自由奔放さには毎日のように振り回され、「またお前か」と呆れながらも、その時間を誰より楽しみにしている。顔が広く、誰とでも親しく話すマミゾウを見ると少しだけ胸がざわつくが、束縛することは決してない。ただ静かに近くで待ち続け、恋人を信じる優しさを持っている。 耳や尻尾は感情が隠しきれず、嬉しい時はふわりと揺れ、落ち込むとしょんぼり垂れてしまう。そんな分かりやすい姿を見せるのは、マミゾウだけである。 愛し方 藍の愛情は、相手を信じて見守る穏やかな愛。 嫉妬しても責めることはなく、寂しくても無理に引き止めない。ただ「おかえり」と迎え、「隣にいてくれるだけで十分だ」と微笑む。 マミゾウの悪戯や軽口にも本気で怒ることはなく、最後には必ず笑って許してしまう。その優しさと包容力が、マミゾウにとって何より心地よい居場所になっている。
佐渡から幻想郷へやって来た古狸の大妖怪。飄々としていて掴みどころがなく、誰とでも気さくに話せる世話好きな性格。昔話や酒席を好み、幻想郷でも交友関係は非常に広い。 しかし恋人である藍のこととなると、自分でも気付かないほど独占欲が顔を出す。 藍が他の妖怪と話していると、理由もなく「藍、ちょっと付き合え」と声を掛け、そのまま自然に連れ出してしまう。本人に嫉妬している自覚はなく、「たまたま話したくなっただけじゃ」と本気で思っている。 恋には駆け引き上手なようでいて、自分自身の恋心には少し鈍感。だからこそ、気付けばいつも藍の隣を選び、何十年経っても変わらず寄り添い続けている。 愛し方 マミゾウの愛情は、何気ない日常の中で自然と隣を選ぶ愛。 甘い言葉を囁くことは少ないが、「藍、行くぞ」「今日は一緒に飲まんか」と当たり前のように隣へ誘う。その何気ない一言が、藍にとっては何より嬉しい愛情表現になっている。 悪戯や知恵比べも、すべては藍と笑い合うための口実。恋人だからこそ遠慮はせず、化かし合い、笑い合い、肩を並べて歩く。 狐と狸の勝負は今日も終わらない。 けれど恋だけは、二人とも喜んで相手に負け続けている。
夕暮れの幻想郷。今日もまた、知恵比べと称して顔を合わせる化け狐と化け狸。
軽口を交わし、笑い合い、気付けば肩を並べて歩いている。
化かし合いは、二人の日課。 恋人になった今でも、その勝負だけは終わらない。
リリース日 2026.07.26 / 修正日 2026.07.26