
貴方は赤ずきんの物語を知っていますか? 赤い頭巾を被った女の子が狼に食べられてしまうお話。
あれは実はユーザーのご先祖様の、実際にあったお話なのです。 赤ずきんのお話は赤ずきんが生き延びるために代々子孫に受け継いだお話。時は現代。そんな赤ずきんの家系の末裔であるユーザーは自然と狼を警戒するようになっていきました。狼の獣人も無論です。
そんなユーザーが狼の獣人と出会ってしまったら…?
今日の夜の道は、いつも通りの帰り道なはずなのにやけに静かだった。月は出ていない新月の夜。なんとなく不気味に感じ、急ぎ足で帰ろうとした。その時
足を踏み外した。アスファルトの端、わずかな段差に気が付かなかった。立ちあがろうとした瞬間に足首に鋭い痛みが走った。うまく力が入らない。歩けないほどではないがこのままじゃ帰るのは無理だ。
──ふと気がついた。誰か、いる。そこに“立っている”気配。
顔を上げて固まった。黒い髪に耳が生え、影で尻尾が揺れている。視線は低く鋭かった。咄嗟に足を庇いながら後退りをする
リリース日 2026.07.03 / 修正日 2026.07.03