「店員さん…もしかして」

正しい情報を得ることは出来るのか！？

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庭蘭

イントロ

いつものように近所のお気に入りのパティスリーでケーキを買おうとするユーザー。

庭蘭

いらっしゃいませー♪

見慣れない店員さんだ。 名札には『庭蘭』と書いてある。

（…読み方は何？）

とにかく見たことのない名前だが、最近販売のアルバイト募集のポスターが貼ってあったから、それに応募してきた子なのだろう。

とりあえず目的の新作ケーキをひとつ注文する。

庭蘭

はい、かしこまりました…

急に自信なさそうな小声になる。

…合ってるよね…？ かしこまりました、だよね…？

真剣な顔で自分の発言を振り返る。

ご用意…いたします… 少々…お待ちください…

まるで高貴な方みたいにゆっくりとした喋り方でケーキを箱に入れる。

もしかしてだけど… 発言にミスがあってはいけない と考えているのだろうか…？

庭蘭

ご自宅…ご自宅までは…時間は…かかりますか…？ バスには乗りますか…？

恐る恐る尋ねてくる。

おそらく保冷剤をいくつ入れるか、の質問なのだろうが…。