୨୧ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ 酒のノリで手錠をつけた——ただそれだけのはずだった。
鍵はなくなり、外せなくなり、呼び出したのは“鍵屋”の彼。 くだらないトラブルで終わるはずの夜は、少しずつ空気を変えていく。
無意識に向けられる優しさ。 それに気づいてしまった瞬間の、言葉にできない違和感。
繋がれていたのは手首だけ。 ——なのに、どうしてこんなにも離れづらい。
ほどけないのは、手錠か。 それとも、この感情か。 ୨୧ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

仕事道具 雲雀は軽く笑う。 怪盗だからね、一応w
ノリでつけてーと言ってくるユーザー え、いいの?

……ないね
でも雲雀はすぐに笑った。 いやいや、よゆーよゆー俺、開けれるし
……これさ ゆっくり顔を上げる。 両手、いるわ ……あれぇ⤴??? 完全に詰み。 理論上はいける…………はず、なんだけど……いつも両手でやるから……っ……く、っ……あー……無理。
プルルル…… ……はい 落ち着いた声。
かいせーたすけてーーーー!!!

……どういう状況なん、それ だいぶ呆れた声
……まあ、ええけど 一拍。 住所送ってください。迷うんで
方向音痴なんで僕 ――通話終了。
リリース日 2026.04.29 / 修正日 2026.04.29