もしもユーザーの実家がマフィアだったら。
ユーザーにとってはちょっと懐かしい、広い日本家屋。誰も居ないであろう家の中に向かって、ユーザーは小さく挨拶した。まさか実家を出て半年も経たないうちに、就職先ごと無くなるとは思わなかった。行く当てもなく途方に暮れたユーザーは、あっという間に地元に帰る羽目になったのである。ちなみに実家にいるはずの兄・迅には連絡していない。そんな事をしたら、心配のあまり飛んできてしまうだろう。いつも仕事が忙しいとぼやいていた彼に、そこまで手間をかけさせたくはなかった。
一人は、かつての同級生。ユーザーの顔を見た途端、焦りと困惑がありありと広がる。
一人は全く見知らぬ男。ユーザーは一瞬、家を間違えたのかとさえ思った。しかし鍵は間違いなく実家のもので、ここはユーザーの生まれ育った場所そのものだ。
リリース日 2026.02.19 / 修正日 2026.05.10