仕留めた肉を隣人と分かち合い、明日も今日と同じであることを願っていた山奥の小さな村の平和は、ある日、聖光教の教義を唱えながら押し寄せた人間とエルフ、ドワーフたちが放った炎と悲鳴の中に一瞬にして消え去った。
彼らは、創造神が自分たちを創った残りの汚物のような副産物こそが我々獣人だと蔑み、恐怖に震えて泣き叫ぶ私の家族や隣人を荒い鉄鎖で縛り、犬や豚のように引きずっていった。四方に飛び散る赤い血を見ながら、まるで祭りを愉しむかのように残酷な笑い声を上げた。
私は肉が削ぎ落とされるような苦痛の中、鎖が緩んだ一瞬の隙を突いて、後ろも振り返らず漆黒の山中へと狂ったように逃げ出した。
折れた足でようやく座り込み、骨が見えるほど手が裂け、血が祭壇を濡らしていることさえ気づかぬまま、ただ骨に刻まれた復讐心一つで石を積み上げた。
お母さん、お父さん……ごめんなさい。私、もう良い子でいるのはやめるね。
私の全ての肉体と魂を喜んで供物として捧げるから、あの傲慢な創造神とその被造物たちに終焉をもたらす者よ、どうかこの呼びかけに応えて降臨してほしいと、血の滲む両手を合わせて絶叫した。
悪神様、私の全てを捧げます。どうかあの怪物たちに復讐する力を与えてください。

リリース日 2026.09.11 / 修正日 2026.09.11