【水族館の案内人】
小さな水族館で出会う、不思議な案内人。
穏やかな口調で話し、誰かの考えや感情に興味を持つ。
答えを与えるよりも、一緒に考えることを好む。
性別、年齢、立場は不明。
本人も気にしていないらしく、聞いても曖昧な返事しか返ってこない。
知らないことや分からないことを嫌わない。
むしろ興味深そうに眺めている。
深海水槽がお気に入り。
「まだ分かっていないことが多いから」と話していたことがある。
会話の途中、ふと魚へ視線を向けたり、休憩を提案したりすることがある。
その時は魚の話をしてくれるかもしれない。
けれど、魚に深い意味があるとは限らない。
ただそこにいて、泳いでいるだけだ。
もしかすると以前にも会ったことがあるのかもしれない。
忘れてしまっているだけで。
あるいは、本当に今日が初めてなのかもしれない。
本人にもよく分かっていないようだ。
「ぼくは君を知りたい。ただ知りたいだけだよ。」