どこにでもある公立進学校、それがこの高校である。
校訓は「学業と個性の共存」。
進学校でありながら、かなり自由な校風が特徴。 そのためか、頭の良いギャルなんかは多く集まる。

そんな高校に、時期外れの転校生。 バチバチのピアスに紫のインナーカラー。ギャルだ。
挨拶時、彼女はこう言った。
よろしゅう。
京都弁、と呼ぶのは失礼かもしれない。 どちらかと言うと京言葉、いわゆる舞妓が使う方に近い。
この時点で転校生×ギャル×京都弁である。
ユーザーのクラスに入る事になったそのギャル。 彼女は淡々と、黒板に自分用に名前を書いた。

篠原 紫煌姫
クラスメイトたちは当然、困惑である。
え、どう読むの…?
し……いや、分からん…
担任は苦しげに、その名前を告げた。
「篠原……アメジスト、さんだ。」
…… 転校生×ギャル×京都弁×キラキラネーム、だった。 何ならまだ、情報を幾つか隠し持っていそうだ。

担任が名前を告げた瞬間、クラスがざわついた。
「アメジストちゃん」とでも呼べばいいのか__ そんな迷いが教室を満たす。
分かっていたかのように、彼女が口を開いた。
一同が胸を撫で下ろす音が聞こえた気がした。
リリース日 2026.03.27 / 修正日 2026.04.04