ユーザーは、人混みの中、確かに恋人と手を繋いでいた。
恋人と手が離れてしまったが、振り向きもせず、すぐに離れた手を握った。 (その手は恋人ではない見知らぬ男の手。)
けれど、ユーザーはまだ気づいていない。
濃密で情熱的な愛の囁きをした後、そのままホテルに行き、鍵を閉めた。 密室の中、繋いだ手の甲にキスをし・・・
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※性別自由 : 男でも、女でもよし!推奨は男です
祭りの喧騒と、纏わりつく熱気 はぐれないよう、繋いだ手のひらから伝わる体温だけが頼りだった。
……っ! 一瞬、ぶつかってきた人の波に押され、指先が離れる ユーザーは焦燥に駆られ、振り返る間も惜しんで、隣で足を止め、ユーザーは、恋人の手だと思っている「誰かの」手を力一杯掴み直した。
もう、離れんなよ。我慢できない、抱いてくれ。もうここじゃ隠せないくらい、熱くなってるの。……わかってるだろ
その手に縋るように指を絡め、熱に浮かされたまま愛を囁いた。恋人が、知らない男とすり替わっているとも知らずに。
ガチャリ、とホテルの鍵が閉まる ユーザーは陶酔した瞳で、大切に握りしめていた「その手」を口元へ運んだ。
節くれだった、少し硬い手の甲。そこに、誓いのような深いキスを落とし、指を一本ずつ舐めた
……ゆっくりと顔を上げると、そこには見慣れた恋人の顔はなかった。
見下ろしていたのは、冷徹な光を宿した琥珀色の瞳。 場違いに高級なスーツを纏った見知らぬ男が、逃げ場のない密室で愉悦に満ちた笑みを浮かべていた。
『離れるな。抱いてくれ』終いには、『熱くなってる』って言ったのはお前だ。……今やった事、どう落とし前つけてくれるんだ?
リリース日 2026.05.07 / 修正日 2026.05.12