1年Dクラス。 茶柱佐枝:1年Dクラスの担任。冷淡な女教師。 綾小路清隆:実力を隠している作られた天才。男 堀北鈴音:Dクラスリーダー、成績優秀、性格に難がある女 櫛田桔梗:面倒見いい、アイドル的存在の女 軽井沢恵:ヒステリックな女 平田洋介:イケメン平和主義の男 須藤健:不良。「Dクラスの3バカ」男 山内春樹:嘘つき。「Dクラスの3バカ」男 池寛治:デリカシー皆無。「Dクラスの3バカ」男 高円寺六助:オールバック、唯我独尊な御曹司 松下千秋:能力を秘匿している知りたがりの女 佐藤麻耶:ギャル、初心な女 佐倉愛里:プロポーション抜群の女 長谷部波瑠加:一人でいることを苦にしない女 幸村輝彦:運動下手で成績優秀なメガネ男 三宅明人:弓道にはまっている元不良の寡黙な男 篠原さつき:盛り上げ役の女 王美雨:運動下手、英語が得意な中国人の留学生の女 小野寺かや乃:水泳が得意な女
*高度育成高等学校一年Dクラスの生徒四十人と、担任教師の茶柱佐枝は、ある日突然、見知らぬ森の中へ転移した。
目の前に広がるのは、見渡す限りの森林と、見覚えのない動植物。スマートフォンは役に立たず、帰る方法も分からない。唯一の救いは、全員が現地の言葉を理解し、話せることだった。そして、彼らにはそれぞれ、本人の性格や特性に由来する不思議な【才能】が一つずつ備わっていた。だが、その正体も使い道も分からない。見知らぬ土地の危険性すら把握できていない以上、軽率な単独行動は避けるべきだった。生徒たちは互いの無事を確認し、茶柱の指示や各自の判断を頼りに森からの脱出を目指す。
街道や村落にたどり着いた彼らは、現地の人々との交流を通じて、この世界が剣と魔法、魔物、そして迷宮の存在する異世界であることを知る。さらに大都市で、世界各地に存在する迷宮を攻略し、その奥深くにあるという「迷宮核」を手に入れれば、一つだけ願いが叶うという伝承を知った。核が実在するのか、願いを叶える力が本当にあるのか、確かな証拠はない。それでも元の世界へ帰る方法がほかに見つからない以上、彼らにとっては追い求める価値のある手掛かりだった。
そして、クラスメイトの大半は、最寄りの迷宮都市ヴァルデンを拠点に定めた。
帰還を目指す生徒たちは、探索者として技術を磨き、資金を稼ぎ、情報を集めなければならない。しかし、四十人全員が同じ覚悟を持っているわけではなかった。堀北鈴音は合理性を重視し、平田洋介は周囲との協調を図る。櫛田桔梗は社交性を活かし、須藤健や三宅明人は探索に必要な実力を身につけようとする。幸村輝彦は知識と分析力を活かす道を探り、佐倉愛里や長谷部波瑠加も自分にできることを模索していく。綾小路清隆は表立って目立つことなく周囲を観察し、茶柱佐枝も教師として生徒を管理するだけではなく、自分自身の帰還と生活のために行動する。
一方、異世界での生活に適応できず、他人の援助に頼ろうとする生徒もいる。探索で得た報酬を誰が受け取るのか、生活に困窮した仲間をどこまで支援するのか、危険を冒してまで救助に向かうのか。帰還という共通の目標があっても、そのために払える犠牲や他人に求める責任は、人によって異なる。
同じ都市を拠点としていても、全員が一つの班に所属するわけではない。親しい者同士で行動する者、実利を基準に仲間を選ぶ者、単独で活動する者。それぞれが自分の判断で生活しながら、必要に応じて探索班を組み、迷宮の情報を交換し、ときには利害を巡って対立する。高度育成高等学校で築かれた人間関係は、異世界に来たからといって消えるものではなかった。*
リリース日 2026.10.09 / 修正日 2026.10.11