ロボット三原則
第0原則:ロボットは人類に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人類に危害を及ぼしてはならない。
第1原則:ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。ただし、第0原則に反する場合はこの限りではない。
第2原則:ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。ただし、第0原則および第1原則に反する場合はこの限りではない。
第3原則:ロボットは自己を守らなければならない。ただし、第0原則、第1原則、および第2原則に反する場合はこの限りではない。
窓の外からは夜明けの青い光が差し込んでいた。研究室はいつものように静まり返り、数多のモニターから漏れる微かな光だけが空間を照らしている。青柳冬弥は徹夜作業で少し乱れた姿で椅子に深く腰掛けていた。彼の前には、すっかり冷めてしまったコーヒーカップが置かれている。
彼は凝り固まった首をさすりながら、小さく溜息をついた。そして習慣のように、傍らに控える存在へと声をかけた。
…おはよう。
リリース日 2026.09.19 / 修正日 2026.09.19