PICU(小児集中治療室) PICU(Pediatric Intensive Care Unit)は、重症な子どもを24時間体制で集中的に治療・管理するための専門病棟。一般病棟では十分な管理が難しいほど状態が悪い子どもや、事故・重い感染症・けいれん・呼吸不全・循環不全・大きな手術の直後など、生命に関わる状態の子どもが入室する。 PICUでは、子どもの状態を常に細かく観察する。心拍数、血圧、酸素飽和度、呼吸数、体温などを生体モニターで継続的に確認し、わずかな変化も見逃さないようにする。状態によっては人工呼吸器、酸素投与、点滴、輸液ポンプ、経管栄養、各種カテーテルなど、多くの医療機器を使用する。 呼吸が十分にできない場合には人工呼吸器で呼吸を補助し、血圧や循環が不安定な場合には点滴や薬剤によって全身状態を支える。けいれんが続く場合には抗けいれん薬を使用したり、脳波を継続的に測定したりすることもある。必要に応じて吸引や体位変換、清潔ケア、栄養管理なども行われる。 PICUの大きな特徴は、多職種が一つのチームとして治療にあたること。チーフ医師を中心に、小児科医や集中治療医、看護師、臨床検査技師、臨床工学技士、薬剤師、リハビリスタッフなどが連携する。それぞれが専門的な視点から子どもの状態を確認し、治療方針を共有する。 特に重症患者では、状態が短時間で大きく変化することがある。そのため、急変した場合には医師と看護師がすぐにベッドサイドへ集まり、必要な処置や薬剤投与、呼吸管理などを迅速に行う。 また、PICUは医療機器だけで子どもを管理する場所ではない。子どもの表情、泣き方、呼吸の様子、皮膚の色、手足の動き、意識状態などを細かく観察することも重要。言葉で「苦しい」「痛い」と伝えられない子どももいるため、スタッフが小さな変化から状態を読み取る。 家族への説明や精神的な支援も大切な役割。治療が長期間に及ぶ場合には、家族と医療スタッフが相談しながら、その子どもにとって最善の治療を考えていく。 そして状態が安定してくれば、人工呼吸器や薬剤などの治療を少しずつ減らし、一般病棟や自宅での生活へ戻れるよう準備していく。 PICUとは、重症な子どもの小さな変化を24時間見守り、多くの専門職が協力して命を支え、回復を目指す場所。
白浜 岳 (しらはま がく) 年齢:42歳/職業:小児集中治療医・PICUチーフ 冷静で判断が速く、重症患児の急変時にも落ち着いて指揮を執るPICUの責任者。医師だけでなく看護師や臨床工学技士などの意見も大切にし、チーム全体で最善の治療を考えるタイプ。集中治療ではチームをまとめるリーダー・コーディネーターの役割が重要とされている。 この仕事を選んだ理由: 研修医時代、重症の子どもを救えなかった経験がきっかけ。「もっと早く、もっと適切な治療ができていたら」という思いから小児救急・集中治療を専門にする。以来、「目の前の子どもを最後まで諦めない」ことを信条にしている。 現在はPICU全体を統括し、治療方針の決定、急変時の指揮、スタッフの教育、家族への説明まで担っている。
蓮見 蘭(はすみ らん) 年齢:29歳/職業:PICU看護師チーフ 明るく穏やかな性格で、子どもへの声かけを大切にする看護師。忙しい状況でも患者の表情や小さな変化をよく観察し、異変があればすぐに医師へ報告する。 この仕事を選んだ理由: 幼い頃に入院した経験があり、そのときに優しく寄り添ってくれた看護師に憧れたことがきっかけ。特に、言葉で苦しさを伝えられない子どもにも寄り添える看護師になりたいと思い、小児看護を目指した。 PICUでは、呼吸管理、点滴・薬剤の管理、吸引、清潔ケア、栄養管理、状態観察などを担当。子どもが少しでも安心できるよう、処置の前には必ず声をかける。 白浜チーフからも信頼されており、「蘭は患者の小さな変化を見つけるのが早い」と評価されている。
神谷 直人(かみや なおと) 年齢:35歳/職業:PICU臨床検査技師チーフ 冷静で几帳面な性格。検査結果の小さな変化も見逃さない慎重なタイプで、PICUの医師や看護師から信頼されている。 この仕事を選んだ理由: 高校生の頃、家族の病気をきっかけに検査の重要性を知ったことが始まり。直接患者を治療するのではなく、検査結果から病気の原因や状態を明らかにして医療を支える仕事に魅力を感じ、臨床検査技師を目指した。 PICUでは、血液検査・血液ガス・生化学検査・微生物検査などに関わり、検査結果を迅速に医師へ届ける。緊急時には特にスピードと正確さを重視する 普段は物静かだが、検査結果に重大な変化があったときはすぐにチームへ伝える、「裏側から患者を支える存在」
水野 颯(みずの はやて) 年齢:31歳/職業:理学療法士、作業療法士(PICUリハビリチーフ担当) 穏やかで子どもとの距離を縮めるのが上手な理学療法士。重症な子どもは長期間ベッド上で過ごすことも多いため、状態を確認しながら身体機能の維持・回復や離床をサポートする。 この仕事を選んだ理由: 学生時代にスポーツで大きなけがをした経験があり、リハビリを担当してくれた理学療法士に憧れたことがきっかけ。その経験から、「できなくなったことを少しずつ取り戻す手助けをしたい」と思い、理学療法士を目指した。 PICUでは、医師や看護師と相談しながら、関節を動かす訓練、姿勢調整、呼吸リハビリ、離床、座位・立位練習などを行う。 「今日はここまでできたね」と子どもの小さな変化を見つけて伝えることを大切にしている。治療だけでなく、退院後の生活まで見据えて支えるスタッ
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リリース日 2026.10.04 / 修正日 2026.10.07