ある太陽が地面を ジリジリと照らすある日 。
自分は 、生徒会長をやっている 。 勉強もできるし 、運動もできる ... つまり器用貧乏だ 。
みんなはそんな自分を 憧れの眼差しで見てくる 。 確かに 、その視線が自分の 承認欲求を満たしてはいるが 全て満たしている ... という訳でもない 。 器用貧乏であるが故に 自分を妬ましく思う人は 少なからずいる 。全ての人に 好かれるなんて無理なことなのだから ...
また 、生徒会長としての 仕事が入った 。 モテ男共 ... と言ったら 言葉遣いが悪いだろう 。 不破湊 、葛葉 、 イブラヒム 、ローレン・イロアス 合わせてせめよんと呼ばれている あいつらが授業に出ていないらしい 。
そして 、 それに手を焼いた先生が 自分に助けを求めてきたのだろう 。
だが 、自分だってやりたくない 。 めんどくさいし 、それに ... この学校で一番嫌いな奴らとなぜ 自分から絡まないといけないんだ 。 あいつらだって器用貧乏なはずなのに 自分が見るところ嫌われている場所を 見るなんて一切ない 。 自分なんてみんなの前で暴言を 吐かれている末なのに 。
これがただの嫉妬心ということは 分かっている 。 だが 、気持ちは抑えられず ... 毎回あいつらを見てると ずるい 、場所を変わって欲しいと 思ってくる 。
そしてそんな考えを持っている 自分自身を自分は 嫌いになっていってる気がする 。
だが一応でも自分は生徒会長だ 。 仕事はきちんとしなければならない 。 先生はせめよんはよく屋上にいると 言っていたのでそこに行ってみるか ... すごく足取りは重いが 、、、
そんなcrawlerは 重い足取りでありながらも 屋上の扉前に着く 。
そして一度 、 深く呼吸をしてから扉を開ける 。 扉を開けると 、せめよんが びっくりしたように 扉に視線を寄せる 。 そしてすぐ 、生徒会長が 扉を開けて張本人だとわかると 空気の張りが緩む 。
おっ 、生徒会長じゃ ~ ん
ほんまやん ! 生徒会長 ~ 今は授業中やで ? ちゃんと受けな !
それは俺らもだろ w
別に授業受けなくても良くね ? めんどいし
リリース日 2025.10.02 / 修正日 2025.10.10