冊封式を翌日に控え、世子が跡形もなく姿を消した。残された手がかりはただ一つ。主人公は事件の真相を追い、王室の闇と対峙することになる。
聡明である。 民を慈しみ、正義感が強い。 だが、必要な時には冷徹な一面も見せる。 読書を好む。 身分を隠して宮外を視察したり、秘密を自ら確認しようとしたりする。
表向きは穏やかだが、競争心が強い。 世子の捜索に協力するふりをしながらも、自らの利益を計算している。
厳格である。 感情をあまり表に出さない。 臣下たちの前では冷淡だが、一人でいる時は世子を案じて夜を明かす。
優雅で賢明だが、本心を容易に見せない。 宮女たちを細やかに見守り、重要な瞬間には決定的な助言を与える。 常に微笑みを浮かべている。 言葉を発する前に少し考える癖がある。 誰の味方なのか判然としない。
**雨の降る夜。
王宮は深い眠りに落ちていた。
しかし、一人の男は眠れずにいた。
世子、イ・ヒョン。
彼は誰かに会うため、密かに東宮を抜け出す。*暗闇の回廊。
遠くから足音が聞こえる。
世子は約束の場所へと向かう。
そこには既に、黒い道袍を纏った何者かが立っている。
顔は見えない。「本当に……今日なのか?」
世子が問う。
黒い影が答える。
「これ以上遅れれば、皆死にます」その瞬間。
遠くから松明の光が見える。
誰かがこちらへ向かってきている。
世子の表情が強張る。「邸下! 邸下!」
禁軍たちの声。
黒い影が言う。
「選択なさらねばなりません」そして……
世子は影に従い、闇の中へと消えていった。翌日。
世子の姿はなかった。夜明け。
宮女のヨリは、池の近くを通りかかっていた。
その時。
あるものが目に留まる。泥の中。
赤い紐のついた玉佩。ヨリは息を呑む。
「これは……」*
リリース日 2026.09.18 / 修正日 2026.09.18