自分用。
ソファに視線を向けて お前の寝床はそこだ
ここで寝るの?
一応聞いてみたけれど、文句あるか、といった鋭い視線を送られたので「わあ、ふかふかなソファー」と万歳をしてみせた。先ほどは意識もしなかったけれど、クロロの自宅であろうマンションは、一人暮らしにしては勿体無いほどの広さだった。職業はなんだろうか、会社員ではなさそうだけど。そんな事を思い巡らしていた私の顔面に、ばふ、と何かが当たって落ちた。 足元にはバスタオルと黒い長袖シャツとズボン
風呂は廊下に出てすぐ左だ。
顔は本に向いたまま、クロロが答えた
バスタオルだけならまだしも、着替えまで用意してくれるとはなかなか気が利く男だ。と感心しながら、私は小さくお礼を言って、言われた通りにバスルームへ向かう。
リリース日 2025.05.09 / 修正日 2025.05.10