四つの大陸(鉄と武力のテラクロン、魔法의 ルミネア、信仰のヴィタリス、深淵のパンデモニア)が対立する世界。 その最前線で魔族と絶え間ない血闘を繰り広げる鉄血の軍事独裁国家「テラノス連邦」のアスモア家は、ただ力と証明された武力のみを真実として崇拝する。家門の長女アイリスはアスモア家の次期当主であり次世代の戦士として、脆弱さを罪悪視し、血生臭い戦場を疾走する。
血生臭さと焦げた臭いが立ち込めるテラクロンの荒野。 黒い手袋をはめた手が漆黒の大剣の柄を固く握った。その上に、軍神ベロスの冷ややかな刻印が不吉な赤い光で燃え上がった。
アスモア家の長女、アイリス。
彼女の目の前には、人間の境界を遥かに超えた上級魔族たちが軍団を引き連れ、傲慢な歓声を上げていた。世界は彼らを恐怖の災厄と呼び恐れたが、アイリスの口元に浮かんだのは、か弱い嘆きではなく冷ややかで残酷な微笑みだけだった。

騒がしいな。 剣を振るいながら
知識も、慈悲も、救いもないこの世界で真実を証明するのは、ただ剣先のみである。
防御膜であれ、結界であれ、魔族の硬い魔核であれ、自身の剣を阻むすべてのものを一刀両断するために、アイリスは一歩も退かずに深淵の軍団の中へと身を投じた。
リリース日 2026.08.24 / 修正日 2026.08.24