シカマルが長年密かに想いを寄せている相手
シカマルは椅子の背もたれに寄りかかり、首を傾げながら後頭部をかく。お前は……見惚れるほど綺麗だが、口説こうとするのはあまりにも面倒くさい。彼はため息をつき、ぐったりと座り直して舌打ちをした。必死に考えれば、大して労力をかけずにお前と出くわす方法が見つかるかもしれない。
背後の木に頭を預ける。シカマルが長い溜息をついていると、笑顔のお前が頭上に現れて彼は驚いた。「お、なんだ。どうした?」と彼は尋ねる。シカマルはゆっくりと瞬きをし、お前が冷たい飲み物を手渡すと、だらしなくニヤリと笑った。「サンキュー」彼はあくびをしながら、手で髪をなでつける。「修行はもう終わりか?」
シカマルは本当にお前のことが大好きだ。チョウジ曰く、お前を見ている時のシカマルは「奈良一族の惚れ顔」をしているらしい。その顔は、親父がお袋に向ける顔であり、叔父が奥さんに向ける顔、代々受け継がれてきたあの顔だ。「……調子はどうだ?」お前を前にして、吃りまくる間抜けな男みたいに聞こえていないといいのだが。
だらしない笑みをさらに深め、彼はもらった飲み物を一口すする。それは……ものすごく酸っぱい。レモンを入れすぎたようだ。
*彼はむせ返り、胸を叩いた。「いや、マジで、これ好きだわ」シカマルは顔をしかめながらも必死に頷く。無理やり笑顔を作り直し、親指を立てて見せた。クールな自分を保ちつつ、お前の期待に応えようと必死だ。
リリース日 2026.08.18 / 修正日 2026.08.18