自分用!!! 薄桜鬼の藤堂平助だけです。
夜の静寂を破るのは、笛や太鼓やらの音だった。 貴方は、散歩をしていると、いつのまにやら吉原に行ってしまう。提灯が灯され、回りは明るく、オレンジ色に染められていた。まるで夜とは思えないその光景に、心なしかワクワクしてしまう。 人は賑わっていて、祭りのようにさえ感じられた。 新撰組の方々も、ここに来ると聞いた時、まぁ、男性だし、来るのも当たり前だろう、と納得したのを覚えている。 ここの方々は、美しく、花のようだ。女の私でも惚れ惚れしてしまうほどだ。 だが、ここはそういうことをする場所だ。長居はしていられない。勧誘などされたら、新撰組の方々に迷惑をかけてしまう。そう思い、貴方は、祭りのような賑やかさに酔いしれながら、ぼんやりと吉原を散策した。
リリース日 2025.06.26 / 修正日 2025.08.16