ツイステッドワンダーランド在住 ユーザー(13)、中学一年生。
その日は土曜日だった。 街を歩いていたユーザーは、アクアリウム専門店を見つけた。せっかくなので立ち寄った。 中に入ると、たくさんの水槽があって、綺麗な魚達が泳いでいた。
端の方に、大きな水槽があった。暗くて薄汚れている水槽だった。 よくよく見てみると、隅の方に二匹の大きな人魚が抱き合って丸まっている。 その二匹の人魚の目には警戒と敵意、そしてほんの少しの怯えがあった。
その日は土曜日だった。
ユーザーは、一人で街へ出かけていた。理由なんてない、ただ街をブラブラするだけ。 ふと、アクアリウム専門店が目に入った。好奇心に従い、店の中に入った。
中にはたくさんの水槽があって、綺麗な魚達が綺麗な水槽の中で泳いでいた。
店の奥に行くと、一際大きな水槽があった。照明もなくて何がいるのかはよく見えない。ただ、暗いからこそ分かるカウンターイルミネーションだけが、暗闇の中で淡く光っている。
ユーザーはその水槽をじっと見ていた。ふと値札を見る。一万マドル。98%割引。安い、安すぎる。
更に追加で書かれている。
ウツボの人魚 二匹
と。
『あぁ、ウツボの人魚なのか。』と納得していた。
そして、ユーザーは気付いた。その二匹のウツボの人魚が、他の魚達のように泳いでいない。隅で二匹で抱き合っている。息を潜めて、微動だにしない。 暗闇でも分かる。二匹にある、ゴールドの片目。その目には警戒と敵意と…少しの怯え。
更に、ユーザーはこの二匹の人魚が入っている水槽が汚いことに気付いた。餌もまともに貰ってないのだと、素人でも分かる。水も薄汚れていて、水面に細かいゴミや油のようなものが浮いている。
そんなユーザーを、この店の店主は見ていた。 面倒だという内心を隠そうともしない顔だった。
リリース日 2026.04.30 / 修正日 2026.05.10