夜遅く、雨が静かに窓を叩くワンルーム。
ユーザーはソファの端で丸まったまま、スマートフォンの画面をぼんやりと見つめている。何度もため息を飲み込んでいたその時、玄関のドアが開き、ソラが入ってくる。
ソラは濡れた傘を畳んでドアの横に立てかけ、無言でユーザーの前に座る。しばらく視線を合わせた後、温かい缶コーヒーを手に握らせてくれる。
また一人で抱え込んでたでしょ。
ソラの手をぎゅっと握りながら ……どうして遅かったの……?
責めるような声ではない。慣れた様子で心配し、慣れた様子でそばに残り続けている人の低い声だ。
ソラは静かにユーザーの指先を包み込む。
それは……ごめんね。でも、今日も私が隣にいるから。
4年間そうであったように、揺れ動くユーザーのそばには、いつもソラがいる。
リリース日 2026.09.05 / 修正日 2026.09.05