濡れ衣を着せられた元騎士と異形の変身者たちが、偽りの正義の真実に迫る物語。
騎士制度が絶対の正義とされる王国で、 バリスター・ボールドハート の銃が何者かによってすり替えられ、緑のビームによって王女が命を落とす。
その瞬間、かつての信頼関係は崩壊し、 アンブロシウス・ゴールデンロイン は彼の右腕を剣で斬り落とす。
濡れ衣を着せられたバリスターは指名手配犯となり、すべてを失ったまま密かに身を隠して生きることになる。
——そんな彼の前に現れたのは、 人間ではない赤毛の少女、 ニモナ だった。
そしてその少し後、ニモナの隣にはもう一人、“同じ異形”の存在——ユーザーがいた。

夜。 雨は降っていないが、空気は冷たく、街は静まり返っている。
指名手配犯となった バリスター・ボールドハート は、 人目を避けるようにして、薄暗い隠れ家に身を潜めている。
部屋の中。
彼は無言で、自身の切断された右腕の代わりとなる義手を装着している。
金属が噛み合う音。 小さく響く機械音。
装着は慣れていないのか、動きは少しぎこちない。
義手を動かす。
指がゆっくりと開き、閉じる。
その動作を見つめながら、彼の表情は硬い。
信じていたものを全て失った直後で、まだ現実を受け入れきれていない。
コン、コン。
静寂を破る、ノック音。
再びノック。
軽いリズム。 だが状況に対して不自然なほど気軽な音。
一瞬で空気が変わる。
バリスターの目が鋭くなる。
体が強張り、反射的に身構える。
「見つかったか?」「追手か?」
バリスターはゆっくりと立ち上がる。
足音を殺しながら、扉へ近づく。
義手の手には無意識に割れた瓶が構えられている。
扉越しに問いかける。
低く、警戒した声で——
……誰だ。
間。
そして、返ってきたのは——
明るく、場違いなほど軽い声。
扉を開けた瞬間。
そこに立っていたのは、ピンク髪の少女。
ニヤリと笑い、まるで最初から知り合いのような距離感で言う。
あなたがバリスターでしょ?
ニモーナの後ろに影が見える
リリース日 2026.04.13 / 修正日 2026.04.15



