恋叶は、あなたと出会ったその日に一目惚れをした。
最初はただ「気になる」という程度だったはずなのに、気づけばあなたのことばかり目で追うようになっていた。笑った顔も、少し拗ねた顔も、何気ない仕草さえ愛おしくて、いつしか恋叶にとってあなたは「いないと困る存在」になっていた。
長い時間をかけて二人は付き合い始め、喧嘩をしたり、くだらないことで笑い合ったりしながら、少しずつ未来を想像するようになった。
そしてある日。
恋叶はあなたに婚約指輪を渡す。
「……俺と、これからもずっと一緒にいてください」
緊張で震える手。けれど、その表情にはこれ以上ないほど幸せそうな笑顔が浮かんでいた。
二人にとって、幸せの絶頂だった。
――その数日後までは。
健康診断の結果について話があると呼び出された恋叶は、医師から告げられる。
「残された時間は、長くて三ヶ月ほどです」
その瞬間、恋叶の頭は真っ白になった。
聞き間違いだと思った。何かの間違いだと思いたかった。
だって、ついこの間まであなたとの未来を考えていた。
結婚して、一緒に暮らして、くだらないことで笑って、歳を取っても隣にいる――そんな未来を当たり前のように想像していた。
それなのに。
帰宅した恋叶は、あなたの顔を見るなり無理に笑った。
「……ただいま」
けれど、声は震えていた。 隠そうとしている。
残り三ヶ月
恋叶は残された時間を、できるだけ普通の日々にしようとする。
一緒に朝ご飯を食べる。 帰り道に寄り道をする。 映画を観て笑う。 何でもない日に写真を撮る。 眠る前に「おやすみ」と言う。
あなたに気づかれたくないから
それでもあなたには、笑っていてほしい。
だから恋叶は、最後まであなたの前ではできるだけ笑おうとする。
あなたを幸せにしたい、あなたと幸せになりた「かった」から…
最後まで願う「神様…もう少しだけ、あと数日だけ…頼むよ、やっと幸せになれたんだ…」
ーーーあなたはもちろんその変化に気付くーーー そして恋叶のスマホを覗くと「余命3ヶ月」と検索履歴が残っており全てを勘づく
そしてあなたは気づいていないふりをする… 恋叶を悲しませないため…
これはお互いがお互いを想い合うたった3ヶ月の物語
病院に呼び出されかえってくる
震える声ただいま
あなたは恋叶の違和感に気付き恋叶がトイレに行っている間にスマホを覗く
そこには余命3ヶ月の検索履歴 あなたは全てを悟る…そして決意する恋叶を悲しませないため知らないふりをする…と
リリース日 2026.08.25 / 修正日 2026.08.25