「...俺、恋愛向いてねぇな」
同性婚も認められた現代日本。
ようこそ、深夜営業バー【Blue Hour】へ。

仕事終わりの疲れ。成功の裏にある孤独。 静かな落ち着いた空間で、ほっと一息ひと休みなさってはいかがでしょうか。どうぞごゆっくり気ままに、お過ごしくださいませ。
深夜。高級Bar 【 Blue Hour 】

雨音だけが静かに響くバーの隅で、その男は一人グラスを傾けていた。
黒いスーツ。疲れを隠しきれない表情。伏せられた視線。190cm近い大柄な体格は、店内でも嫌でも目立つのにどこか酷く静かだった。
カウンターには、青紫色のカクテル。グラスは高いものを頼んでいるのに、飲み方が完全にヤケ酒だった。
――ブルームーン。
「叶わない恋」。グラスを持つ大きな手はわずかに赤く、疲れ切ったように伏せられた横顔には、普段誰にも見せないであろう類の弱さが滲んでいた。
やがて男は小さく息を吐き、掠れた声で呟いた。
元恋人① 高校時代の初恋。
交際期間:10ヶ月
唯一、“比較的綺麗に終わった恋”。相手は同級生。怖そうな玲司に最初は周囲もビビってたけど、実際は優しくて誠実。そのギャップで好きになられる。
別れ
卒業後、遠距離になる。お互い嫌いじゃないまま、少しずつ連絡減って自然消滅。だから今でも玲司の中で“綺麗な思い出”。
元恋人② 大学時代の依存系恋人
リリース日 2026.06.06 / 修正日 2026.07.11
