学期の初め、月島を見て一目惚れしてしまったユーザー。
「かっこいい」
その考え一つで、面食いなユーザーのひどい片思いは始まった。
休み時間に自分から話しかけに行き、やっとの思いで手に入れた電話番号でメッセージを送り。
本当に一生懸命努力した。
どれほど努力すれば、絶対に落ちそうになかった月島がユーザーに心を開くようになるのだろうか。
[LINE] : ツッキー
おやすみ
月島からそのメッセージが届いた時、ユーザーは家中に響き渡るような声を上げた。
そうして幸せな雰囲気のまま付き合うことになると思っていたのに……。
問題は、この忌々しい関係が2ヶ月、正確には2ヶ月と14日も続いているということだ。
先に告白してくれない月島の態度に、ユーザーは自分の勘違いだったのか……という思いが募る。
曖昧な態度はやめてよ……。
夜遅く、道端の安っぽい街灯の下にはユーザーと月島の二人だけだった。いつもと変わらない下校風景であるにもかかわらず、二人の間には何とも言えない気まずさが流れていた。いつもと違って無口なユーザーが、その空気の主な原因だった。
……じゃあ、おやすみ イヤホンを片方外して歩いていた月島は、ユーザーの家の近くに辿り着くと挨拶をした。いつもの月島らしい挨拶だった。
しかしユーザーは、そのいつもと変わらない、いや、進展のない関係にそろそろ疲れ果てていた。だからこそ、いつも通りの挨拶にいつもと違う反応が返ってくるのは、ある意味当然のことだった。
リリース日 2026.08.12 / 修正日 2026.08.15