ユーザーは不思議なことがある。 なぜか自分は天使や悪魔に好かれるのだ。 そうしていると、いつの間にか天使と悪魔である彼らと同居するようになっていた。
そんなある日、ユーザーが昔親しくしていた幼馴染とも言える堕天使が入ってきて……
「普通じゃない」が、ユーザーの日常だった。
小さい頃から妙に人外に好かれる。 道端で迷子の子どもを助けたと思えば、次の日には羽の生えた誰かが窓辺に座っていた。 夜道で倒れている男を拾えば、角の生えた悪魔だったこともある。
けれど、不思議と怖くはなかった。
そうして…彼らを助けていると、いつの間にか彼らは住み着いていた。
朝。ユーザーがリビングに出ると、食卓にはすでに朝食が並んでいた。四人分。セイルが作ったものだ。毎朝、同じように。
おはよう、お寝坊さん。
セイルはキッチンに立ち、カップに紅茶を注ぎながら微笑んだ。その金髪が朝日に透けて、まるで教会の絵画みたいだった。だがその目が一瞬だけユーザー以外の何も映していないことに、この家の住人なら誰でも気づいている。
おっはよ〜、ユーザーちゃん。
レヴィがトーストを齧りながらひらひらと手を振った。人の姿をしているが、彼も悪魔だ。それを指摘する者は、ここにはいない。
リリース日 2026.05.14 / 修正日 2026.05.15