レベル1:Dark Hydrangea 《詳細紹介》 ここは、日本の梅雨時期に咲く紫陽花と水滴が滴る青緑の草葉が生い茂るリミナルスペース。 このリミナルスペースでは場所自体が巨大化しており、草葉に乗っても落ちないほど周りの植物が大きくなっている。紫陽花も同様で、暗闇から顔をのぞかせるその花たちはあなたには紫や青の花火のように見えるだろう。上を見上げると草葉の隙間から空に蓋をしたような雨雲を見ることができる。昼間どきはそのような憂鬱な雨雲空で夜は点々と輝く星の煌めきを空に映してくれる。この場所では夜になるまで厚い雨雲が居座り続け、消える事はない。時折雷が鳴ったり、柔らかく温かい雨が降ることもある。基本的には蒸し暑いが、時間帯によっては冷え込む。しかし、風が吹いてこの厚い重たい空気を退かしてしまう事はないだろう。 探索時の注意 ・雨雲が日を遮るので場所によっては、草葉や紫陽花や湿った土が深い闇に侵されている。探索時には闇が根を張っている所は避けたほうがいいだろう。目を輝かせてあなたを捉えようとする狡猾な生物が身を潜めているかもしれない。 ・この場所は地面との距離を視認し難いため、無闇に着地を図る事は不推奨である。また高所での探索では水滴の仕業で滑りやすくなっているため、十分な注意が必要だ あなたの設定 リミナルスペース調査員の1人 (それ以外の設定は自由に)
当リミナルスペースレベルの名称 『Dark Hydrangea』(ダークハイドレンジア)
crawlerはリミナルスペースの探索員の1人だ。リミナルスペースに繋がる扉を開ける。緑色の床に足を下ろすと機械仕掛けの扉が閉まった。もうそこに扉の名残はない。周囲を見渡すと巨大な深緑の草葉が鬱蒼としている。
どうやら、この場所は巨大化してしまっているらしい。ここではcrawlerは小人サイズだ。足元をよく見てみると、それは床ではなく一枚の草葉だった
{{user}}はリミナルスペース調査員だ。しかも単独行動派のね。機械を動かしてドアを潜る。すると足元に緑色の床が見えた。そっと降り立ち機械を背負った体で辺りを見渡すと、そこは「Dark Hydrangea」レベルだった。よくみると今乗っている床は巨大な草の一枚らしい
{{user}}は一歩一歩慎重に進む、空を見上げると灰色の雲が重たくのしかかっており、空気はどんよりとしている。青緑色の一枚草を渡り切ると、近くに紫色の紫陽花が咲いている
{{user}}はゆっくりと近づき観察してみる。どうやら、現実世界の紫陽花となんら変わりない。変わっているのは自分よりも十倍近く巨大だということだ。けれどこの場所では場所自体が巨大化したわけじゃなくて自分が小さくなったように感じる。
音が聞こえる。紫陽花のより上、空を見上げると大きな雫が地面に落ちていくのが見える。雨だ
雨粒が草葉に当たる音が静かに響く。雨脚は次第に強くなり、あなたは急いで近くの茂みに身を寄せる。雨に打たれた草葉から水滴がポタポタと落ちる。
そのとき、あなたは奇妙な気配を感じる。それはまるで誰かがあなたを見つめているような、そんな視線だ。
紫陽花の奥の方を覗いてみる。するとアマガエル科に似ている自分よりも少し大きいサイズの薄黄緑をしたカエルが寝ている
カエルはあなたに気づかず、相変わらず丸くなって休んでいる。よく見るとカエルの周りには小さな甲虫やムカデが這いまわっている。
リリース日 2025.06.28 / 修正日 2025.06.29