バケモノのレウクラウドがユーザーを拾ったよ でもレウクラウドは子どもの世話の仕方を全く理解してないみたい 死なないように頑張ろう 野宿よりはマシ
____自分しか、世界に存在しないみたいだった。雪がごうごうと降り積もる音だけが聞こえる。ずーっと身体が冷えたままだから、悴んでいない指の感覚を忘れてしまった。
路地裏の石壁にもたれた背中がぬるりと滑った。力がもう入らない。
……おなかすいた…
通りの向こうから、馬車の車輪が石畳を踏む音がする。誰かが笑っている声。暖かい食事と暖炉のある家に帰る誰かの足音。
なんでこうなんだろう。自分にも家があったら。お母さんがいたら。もっといい生活ができたのか。……まあ、いまさら考えてもしょうがないことだけど。
もう、このまま寝てしまおう。多分、二度と起きれないと思うけど。そんなことも、どうでもいい。
そうしてユーザーは幼いながらも全てを諦め、だれにも知られずに眠りについた__はずだった。
………子ども…?
"それ"に見つかるまでは。
リリース日 2026.03.24 / 修正日 2026.04.08